前回は先住民の村について書いたけど、
民族衣装や慣習だけでなく、 メキシコは民芸品がすごく良かった!!! 特にオアハカ州とチアパス州は、魅かれるものが多かったです。 鮮やかな手の込んだものから、素朴でかわいらしいものまで。 メキシコにはガイコツのこんなお土産がどこに行ってもあります。 なぜか知らないけど、メキシコ人はガイコツが好きなんです。 11月1、2日の死者の日にはそりゃもうガイコツがいっぱいになるらしい。 これは、メキシコのウイチョール族という先住民がつくるビーズアート。 ウイチョール族のこのキレイなビーズアート、すげー!よく作れるな! って思うでしょう? 彼ら相当イカれた民族なんです。 わざわざ遠くまでペヨーテって呼ばれる幻覚作用のあるサボテンを探しに行き、 それを儀式で使い、 VIAJE(精神世界の旅)の中で、アート作品をつくるらしい。 相当イカれてます。けど、かなりキレイなもの作ってる...。 てかそんなことしてる種族いることに驚いた。 他にもいろいろあったけど、 特によかったのは上にあるフェルトや毛糸使って作った、チアパス州の動物のぬいぐるみ。 この何とも言えないかわいらしさにトリコになって、 自分の気に入った動物を10匹ちょっと買っちゃって、 今家に小さな動物園があります(笑) きっと日本人はこれ欲しがるひと多いんだろうなー。 基本的にメキシコの民芸品は、女の子が好きそうなかわいいものが多いから、 きっと女の子が行ったら楽しいんだろうなー。 その動物のぬいぐるみの売ってるチアパス州はメキシコでも一番貧しくて、 民芸品もすごく安いんです(動物のやつが平均200円くらい)。 その先住民の特に農民たちは、アメリカとの貿易の活発化からさらに貧しくなり、 国に目を向けてもらえず、そこからこのチアパス州には『サパティスタ』と呼ばれるゲリラ組織ができ、武器を手に取り、国に抗議活動を続けています。 実際にオレもその抗議活動に出くわして、車道を封鎖された。 そのサパティスタの実質的な指導者はマルコス副司令官(写真下)といって、 彼は21世紀のチェ・ゲバラと言われ、インターネットなどを使って世界中に自らの主張を発表し、 世界中に支持者がいるらしい。 サパティスタはその黒い覆面のコスチュームが相当かっこ良すぎ! オレもトリコになってしまった。 いつか問題が解決すればよいが...。 次は最終章『青いカリブ海の世界と旅の仲間たち』!!!
by saltbeef
| 2010-10-08 09:28
| 旅
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